F-ZERO(エフゼロ)
スーパーファミコン
1990年11月21日発売 7000円(税込)
任天堂

コンシューマーオリジナル作品

1人プレイ バッテリーバックアップ


いやホント面白い。何回やっても楽しい。今プレイしても面白いからね。とにかくゲームとして良いデキだと思う。まずスピード感が良い。時速400km/hオーバーで走っていくんだから(まあN64版の「F-ZERO X」は1000km/hオーバーだけど)。他のレースゲームより遙かに速く、その速さが心地よい。しかも浮いてる。西暦2560年代のお話だから何でもあり。今の文明とは明らかに違うのがわかるねえ。コース設計も良く、スリップゾーンやダッシュゾーン、ジャンプ板はもちろん、マグネット地帯や減速ゾーン、地雷という他ではあんまり無いようなアイデアが入っている。コーナーが角張ったコースなんてのもあるし、やっぱり未来のレースって感じがする。そして、一番画期的だなと思うシステムは「パワーメーター」。自分が壁とか地雷とか他の車にぶつかるとメーターが減少していって、0になると爆発してリタイア。保育園に所属していた頃(所属はねえだろ)よく爆発音でビビってたもんだなあ。プロフィールにもあるけど僕は大音量が苦手だ。今でこそゲームセンターの中も大丈夫になったものの、昔はゲーセンにも入れなかったし、F-ZEROの爆発音でも泣いてましたなぁ。そんな昔話は放っておいて、そう、パワーメーター。パワーダウンしてくるとハンドリングが悪くなったりスピードが出なくなったりと、こういうところはリアルさが出てて良かったっす。

で、もう一つF-ZEROのいいところ、ぜひ注目してほしいところがある。それは、音楽。ほぼ全曲好きである。ミュートシティ、ビッグブルー、サンドオーシャン、デスウィンド、ポートタウン、ホワイトランドあたりが好き。何故かホワイトランドって1と2じゃ曲のアレンジ違うな。どっちも好きだけど。ただタイトル画面の曲はあまり好きではない。他の曲に比べてなんかおとなしい感じがする。
CDが徳間ジャパンコミュニケーションズから発売されていて、持ってるんだけど、こっちはアレンジバージョンで、しかもアレンジしすぎで原曲がわからない。みんなフュージョン系だし。なんか原曲の疾走感が無くてイヤ。

あとは、取扱説明書のアメコミみたいなやつが面白い。F-ZERO THE STORY OF CAPTAIN FALCONってやつなんだけど、みんなかなり自信ありげで面白い。ピコなんかはちょっとヤバめ。「もうすぐコース上が赤い血で染まる。ぞくぞくする、我慢できない」ってなあ・・・・


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